脳梗塞リハビリぬまづのブログ

パーキンソン病等の神経疾患のリハビリ

2020.10.23

ご利用者のリハビリ内容(2クール目)

70代 男性

脳梗塞 左片麻痺

 

≪お悩み≫

 『今は杖で歩けますが、外を歩くとき不安がありますね。』

 『左肩がとにかく痛くて挙がりません』

リハビリ前の状況:〇家の中でも掴まりながら歩くときがある

  〇杖で屋外歩行可能(100m程を30分くらいかけて)

  〇転倒歴あり

  〇左手はほぼ使用していない

 

≪目的≫

 〇屋外は歩けるが、歩行速度やバランス能力は屋外を歩けるレベルにはない。

 ⇒歩く姿勢(見た目)より、歩く効率向上のため麻痺していない側を改善する。

 〇左の指は動かすことが可能であるが、日常において使用していない。

 ⇒左肩の痛みが強く、そもそも左腕自体を動かせないため、まずは痛みを解消する。

 

≪リハビリ内容≫

     短縮(固く)している筋肉のストレッチ

     筋肉の自動化(自分で使いこなす)

     左肩の疼痛軽減(肩甲骨の位置不良、痛みの過敏状態の抑制)

 

≪現在の状態≫

 〇家の中では掴まらずに歩行可能

 〇一人で近くのスーパーまで歩く訓練をほぼ毎日している

 〇左肩の痛みは軽減(まだ大きく動かすと痛い)

 

≪今後の目標≫

 〇歩行は、家の中だけは装具を外せるようにする。

 〇左肩の筋肉が損傷しているため、手が上がらない。

 ⇒可動域は改善したため、生活に必要な可動域まで自分で動かせるようにする。

(※本人同意の下、内容掲載しています。)

左手はここまでしか上がらない(痛みが出現)

2020.09.25

利用者様のリハビリ内容(実例)

60代女性

脳梗塞(発症してから10年)

左片麻痺

 

≪お悩み≫

『現在足に装具を付け、杖をついて外を歩いているのですが、装具を外して歩きたい』

現在の状況:〇お買い物など外出時は装具を付け、杖をつき歩いている。

      〇家の中では装具を外し、杖も使わず歩くことができる

      〇現在もリハビリはしており、満足はしているが時間が足りない

 

≪見解≫

現在病院にてリハビリをしており、装具を外し歩行訓練を実施している。

⇒医学的根拠に基づき転倒リスクなども踏まえ、歩行訓練可能と判断。

 

≪リハビリ内容≫

①内反と言われる足の変形を調整

②体幹の筋力とバランス感覚を促通

③立位訓練

④歩行訓練

 

≪短期目標≫

屋内での装具なし・杖なしの安定性向上、外で装具なし歩行の訓練

≪長期目標≫

外で装具なしで歩行可能(介助なし)

 

 ≪皆様に伝えたいこと≫

装具を外したいからと言って、すべての人が外せるわけではありません。

安全に歩け、転ばないようにするために装具を付けるわけです。

その安全装置をただ外すという行為はリハビリではなく、危険行為です。

しっかりと医学的根拠と周囲の医療スタッフと連携をとり、実施しています。

 

(※ご本人様の同意の下、内容掲載しています。)

2020.09.07

ご利用者様のリハビリ【登山】

利用者情報

男性 70代 脳出血 右片麻痺

目標「趣味の登山をまたできるようになりたい」

 

リハビリはまだ始めて2回でしたが、実際に登山してきました!!

もちろん安全に考慮し、登山経験のあるインストラクターに帯同して頂き、3人で行きました。

何度も転び、足元が悪い中2時間程登りました。

 

ご本人様は久しぶりに登山され満足されていました(^^)

 

リハビリというのは「転ばないようにする」ことを練習すると思いますが、意外と必要なことは「転び方や、転んだ場合どうするか」だと思います。

 

もちろん転ばないに越したことはありませんが、では実際に転んだ際にどのように立ち上がればよいかわかりません。

 

この方は、「俺がここまでできたのだから、他の方にも頑張ってほしい!」と仰っていました(#^.^#)

この方だからできたのではなく、皆様が今後どのようになりたいのか考えてみてください!

 

にしても、僕が疲れたー!!笑

 

(※ご本人様の許可の下、内容を掲載しています。)

2020.06.19

家でトレーニング!!part②

自主トレーニング①
自主トレーニング④

これはダメな例です!!

『ヒザが伸びてしまって歩きにくい~家での自主トレーニング指導~』

 

こんにちは!

 

梅雨の時期になり、ジメジメしていて蒸し暑いですね(;’’)

健康が天気や季節に左右されるかたもいらっしゃいますが、皆様はどうでしょうか?

雨でもしっかりと体を動かし、気持ちもスッキリしましょう!

 

今回のブログは前回の続きです!

『ヒザが伸びてしまって歩きにくい~家での自主トレーニング指導~』

 

脳梗塞や脳出血を患い後遺症がある方、足をぶん回すようにして歩いていませんか?

頑張って足を持ち上げようとしていませんか?

 

そんな方はぜひ自主トレーニングで修正しましょう!

     安全な場所(手すりなど)で行います。

     まずはしっかりと立つことに集中します。

     右足・左足と交互に体重を乗せます(足は上げなくてよい)

     良いほうの足に体重を乗せたら、麻痺側のヒザの力を抜き、曲げる。

     ヒザの力が抜けたら、足を振り出す練習をします。

(骨盤が持ちあがらないように注意!!)

     足を元に戻し、それを繰り返します

     コツは足を持ち上げるのではなく、足を前に出すだけです!

 

後遺症がある方は、筋力低下や重心移動の感覚低下により足を過剰に振り出そうとしてしまいます。

そのため骨盤からぶん回してしまいます。

 

まずは一つずつ着実に訓練をし、歩行を獲得していきましょう!

この内容だけではよくわからないという方は電話を頂ければ対応しますので、気軽にお問い合わせください(*^^*)

 

 

(このブログ内容はすべての方が適応ではありません。麻痺の程度や発症からの時期により改善度合いはことなります。無理のない範囲で行いましょう。)

2020.06.02

家でトレーニング!!part①

こんにちは!

緊急事態宣言が解除され少し気持ちが緩んだかもしれませんが、第2波が始まっていますね(-“-)

やっと外出できそうだと思っても、やはりコロナは簡単に終息してくれそうもありません(-_-)

 

当面は【アフターコロナ】を考えるよりも、【ウィズコロナ】を考えていくほうが良いのかもしれません

 

脳梗塞・脳出血・パーキンソン病・骨折など、ケガや病気は待ってくれません。

こうしている間も患者は増えています。

そして外出自粛とは言っても回復しやすい期間は限られているため、医療従事者に頼らないと体は良くはなりません。

 

ではどうすればよいのか!?

 

ズバリ!!

自主トレーニングです!!

 

分かり切っているよという人がほとんどかもしれませんが、まだ不十分です!

自分でやらなければ体は改善しません。

人に良くしてもらうことはできません。

ドイツでは自己トレーニングとも言い、自分自身で行うのもトレーニングの一貫だという風に考えられています。

 

セラピストというものは『患者様を治してあげる』のではなく、『患者様の治癒能力を正しい方向に正しいルートで導くもの』だと私は考えております。

そのため自分自身で動かしてもらうこともしなければリハビリが成り立たないです。

 

【努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。】

作家の井上靖が語った名言です。

すべての物事において当てはまることだとおもいます。

皆様治りたい気持ちは共通だと思いますが、自主トレーニングを頑張って実施してくださる利用者様は夢や希望や目標が必ずあります!

 

病院・クリニック・施設・そこで働くセラピストによって治療方法は様々ですが、自分自身でも良くするという気持ちを強く持ち、自主トレーニングに励みましょう!!

 

次回は『ヒザが伸びてしまって歩きにくい~家での自主トレーニング指導~』について書かせて頂きます!

 

それでは皆様頑張りましょう(^_-)-☆!!

2020.05.26

チラシを確認☆

先週末、折込チラシを静岡県東部の一部地域(沼津、三島...)にお配りしました!

早速問い合わせも数件来ています!

 脳梗塞、脳出血、パーキンソン病でお困りの方はお問い合わせを!

完全予約制ですので電話はお早めに(^^

 

ちなみに、当施設はマンツーマンでのリハビリですので【密】はご心配なく!!

また訪問でも対応していますので、外出を控えたい方は電話の際にお伝えください(*^^*)

無題

2020.05.16

3密を避けてリハビリを!!

自宅でリハビリ

自主トレーニング指導

こんにちは!

 

先日緊急事態宣言も解除され、少しずつ動きがでてきていますね(^^

ですが、やはり油断はできない状態は続いているためこれからも引き続き警戒していきましょう(-“-)

 

三島・沼津・長泉・清水町などの医療関係者や介護施設の職員とお話すると、やはり医療職の忙しさや、コロナ対応病院ではない所でも細心の注意を払っているようで大変だとおっしゃっていました。

また介護施設も利用者様の利用中断などにより経営的観点も打撃を食らっている状態だそうです。

他県では小規模デイサービスなどの介護施設は閉業が続出しているそうです。

なかなか健康管理のため外出自粛は仕方がないことですが、医療や介護の現場ではすぐには立ち直れないような状態です。

 

「脳梗塞リハビリぬまづ」はありがたいことに休みなく営業させていただけている状況です。

     アルコール消毒の徹底

     手洗い・うがいの徹底

     完全予約制による3密の回避

     体温管理

     渡航歴・都心への往来の確認 など

 

他にもコロナ対策を徹底した中でリハビリをしています。

 

もとよりマンツーマンでのリハビリや完全予約制というコンセプトのため営業できたのだと思います。

また当施設は訪問も導入しているためご自宅で指導もさせて頂きました。

 

・病院に受診しにくい

・介護施設は集団のため行きにくい

・外出はひかえたいがリハビリはしたい

 

など、今の状況にあったリハビリを提供いたします。

現在はコロナで金銭的にも厳しい状況だと思いますので体験は無料で実施します。

なにかご要望がございましたら、お電話でもよいのでなんなりとお申し付けください。

P.S. “リモートリハビリ”もできますよ!(^^)!

2020.04.18

無料体験報告 ≪女性 変形性股関節症≫

先日無料体験に来ていただいた方をご報告します!

 

≪経過≫

沼津市在住の女性で、股関節に痛みが強く歩くのも難しいという方です。

10年前に整形外科病院受診され、変形性股関節症と診断。その後リハビリに通うも痛みが改善されず外来リハビリを断念。その後知人の紹介で整体に通ったが痛みが強くなり歩行困難になってしまう。当分車椅子で生活し少しずつ回復したが、生活レベルが下がってしまう。

その後カイロプラクティックで治療してもらい痛みの軽減に成功。そこからカイロプラクティックに通うも痛みが和らぐのと戻るのを繰り返し、体をごまかしながら生活する。

2年前に転倒してしまい、頭部を打ち、腕を骨折してしまう。

 またギックリ腰と頭痛により、仕事にならない。

家にも階段があり昇り降りが困難で生活するだけでも大変だったところ当施設のチラシを見る。問い合わせを頂き、無料体験に来ていただくこととなる。

 

≪リハビリ前状況≫

 杖なしで歩けるも両足を引きずっている状態。

 しゃがむことができず、床の物が拾えない。

 同じ姿勢で座っていられず、筋肉は固くなっている。

 階段昇降は困難(段差はつまずきそうな状態

 

≪セラピストとしての見解≫

     病院での診断があり、症状からみても先天性の股関節疾患である

     股関節の関節自体を痛めているため、筋肉をほぐすことは痛みを増強させてしまう

     腰椎(背骨)のカーブが強いため腰痛や肩こり・頭痛につながっている

 

≪リハビリ内容≫

軽度に筋肉をストレッチししっかりと収縮を入れた後、体幹と骨盤の安定性向上

また自主トレーニングを指導し、生活の中でも改善していただく

 

≪リハビリ結果≫

 段差昇降はまだ困難であるが、歩行改善と姿勢の改善が見られた。

 痛みに関してはご本人様が分かるほど軽減(1週間くらい軽減持続)

 

≪最後に伝えたいこと≫

 現在はいろいろな治療方法があり、いろいろな施設があるため患者様が選択するのが難しくなっています。

 整体に行ったほうが良い人、カイロプラクティックに適している人、病院に通院したほうが良い人がいます。

 当施設もすべての患者様が適しているわけではありません。

 今回の方のようにしっかりと相談し、アセスメントさせてもらい、評価することでやっと現状と適した治療方法がわかります。

 

 

 現在新型コロナで外出自粛のため、電話でも相談対応させて頂きます。

 どんなお悩みでも構いませんのでお聞きします。

 三島市・長泉町・清水町・沼津市やその周辺地域に関しては訪問での体験も可能ですのでご連絡いただければと思います(^^

(※ご本人様同意のもと内容掲載)

2020.03.21

ご利用者様の聞き取り調査結果

無題65

こんにちは!

 

みなさま体調はいかがでしょうか?

季節の変わり目で気温の変動も大きく体調を崩しやすい時期ですが気を付けましょう!!

特に今は花粉症・インフルエンザ・コロナなどで大変ですが今こそ踏ん張り時ですね!

 

当施設はコロナの影響によりイベントなど中止とさせて頂きましたが、リハビリは通常営業しています。

そのなかでご利用者様からありがたいお言葉を頂きましたので、一部内容を皆様もご覧ください!

 

また当施設のチラシを一部地域にお配りしましたので、リハビリに前向きな方はぜひご連絡下さい!

 

 

(※ご本人様の承諾により内容掲載)

2020.02.20

ご契約者様の利用状況  ―70代男性 家での生活動作の改善-

こんな自費リハビリの使い方もある!!

こんにちは!

最近は暖かい日が多く、桜が咲いているところもありますね(^^)

しかしコロナウイルスにインフルエンザに花粉に…油断できない季節ですね(-“-)

 

さて、本日は70代男性のご利用者様のリハビリをお伝えしたいと思います!

2年前に脳梗塞を発症し、急性期病院と回復期病院の入院を6カ月しましたが、後遺症が残り一人で動くことが難しく、車椅子生活を余儀なくされました。

退院後は訪問リハビリや鍼灸治療をするなど実施し、その事業所のサービスの良さや治療者の人柄も良くとても満足されていました。

しかしなによりも治療時間が足りないとのことで当施設に来られました。

しっかりとお話を聞いた上でご契約頂いたのですが、この方は

     体の状態を改善する

     家族の介助の仕方を指導する

     家具などの配置や使い方の工夫のアドバイス

という契約内容になりました。

 

また訪問させて頂き、ご自宅でよりリアルな生活のリハビリを実施しました。

起き方や寝方、車椅子の付け方や手すりまでの位置など、細かく生活の改善をしました。

 

結果、ご家族の介助量が軽減し、ご本人様の活動量が増えました!

 

自費リハビリと聞くと体を治すイメージしかありませんが、理学療法士というのは家屋の改善や介助の仕方も勉強しています。

つまり自費リハビリはもちろんお体のリハビリもいたしますが、生活を改善するために理学療法士を雇うイメージを持って頂ければと思います。

(※雑用はしませんよ(=_=)

 

〇ここの介助はどうすれば楽にできる?

〇トイレに行きたいのだけれど、できそう?

〇ベッドの高さこれで良い?

 

細かなお悩みは皆様お持ちだと思いますので、可能な限りお応えしていきます。

 

自費リハビリをもっと柔軟に捉えて頂けたらと思います(*^^*)

(※ご本人様同意のもと内容掲載)

脳梗塞リハビリ ぬまづ

〒410-0059
静岡県沼津市若葉町14-16
メゾン・ド 美菜里杏 弐番館