脳梗塞リハビリぬまづのブログ
ご利用者様の声
2022.02.21
実際の利用者様の様子
新入職員と新規契約者様のリハビリ評価の様子
利用者情報
疾患:脳血管障害
年齢:20代
悩み:仕事で苦労している。(疲労しやすい、体がおかしくなってしまう)
希望:自分の体について知りたい
単純にもっと良くなりたい
この方は若いころから様々な治療を施行されてきたようです。
今までの治療が悪いわけではなかったようですが、診療のルール上、制限が厳しくリハビリや治療はあまりできなかったそうです。
実際後遺症は軽度ではありますが、両手・両足に機能障害がありました。
まだ契約してから1度しかリハビリを施行できていませんが、これからのリハビリでしっかりと改善し、復職して頂きたいと思います!
体験の時でしたが、最後に感想をお聞きしたところ、
『ここまで丁寧に僕の話を聞いてくれて嬉しかった。』
と言ってくださいました(^^)
そこまで今まで苦労してこられたのだと思います。
新しいスタッフとともに徹底的に頑張っていきましょう!!
2021.06.03
利用者様からの教え

Let`s try!!
こんにちは!
早くも6月に入り、夏もやってきますね!
残念ながらコロナはまだ収束の兆しも見えませんが、利用者様は続々とワクチン接種の予約が完了しています。
ワクチンだけで終息することは難しいと思いますが、今できることはこれくらいしかないので皆様早急に予約して打ちましょう!
話が変わりますが、昨日利用者様にリハビリをしていた時に、またまた勉強させて頂くことができました。
『1つ良いことを教えてあげるよ!一度、指を差してごらん。これが自分に返ってくるということなんだよ。』
…正直最初どういった意味かわかりませんでした(;´・ω・)
誰かを馬鹿にしたり笑いものにしたりするときに指を差します。しかしその人に向けた指は一本ですが、中指・薬指・小指を見てみてください。
その指、自分に向いているのです。
つまり一つの悪事を働くとそれは自分のもとへ3倍になって返ってくるということです。
何か目標を見つけそこに突き進むときも指を差します。
しかし何かを成し遂げるためには3倍の逆風、苦労が待っているのです。
自分自身が何か行動するときはその反動も考えたほうが良いということだと思います。
リハビリも皆様『結果』しか見ないため、簡単に改善したように見える、あの人は後遺症が軽かったのよ、などと仰いますが違います。
『経過』をしっかりと見てください。皆様普通の努力量ではないです。
もちろんリハビリとしての知識も提供しますが、行動を起こすのはご本人です。
何かを成し遂げたいのであれば、3倍努力してください!!
と言いつつも、僕自身もハッとしました(; ・`д・´)
やはり人生の先輩は言葉の重みや深みだけでなく、表現が素敵だなと思いました。
こういった表現ができるように皆様からさらに学ばせて頂きます!
以上!
ではまた(^^)/
2021.02.03
達成!!
70代男性 脳梗塞 右片麻痺
普段はT字杖にて歩行可能
【退院してからバスや電車に一度も乗っていない】
先週一人でバスに乗車していましたが、
「今週とうとう一人で電車に乗りました!」
とのことでした!!
正直脳梗塞の麻痺で困ることは本人にしか分かりません。
「生きていてよかったね」
「その程度で済んでまだ良かった」などと言いますが、本人のショックはそれ以上です。
しかし、そこを乗り越えて努力する方は『体』よりも『心』が元気です!
この方は麻痺が完治したわけではないですが、電車に乗るという生活範囲の拡大と生活の質の向上を果たしています。
『麻痺があるからできない』ではなく
『麻痺があるからどのようにしてやろうか』に発想を変えてみてください!
「困っている人がいたらいつでも話すよ」と言ってくださる方が男性も女性も、40代~90代までいらっしゃいます。
まずはチャレンジ!!
2020.12.14
実際のリハビリのご紹介(12/7)~2クール目に向けて~
山頂からの展望
利用者様の登山仲間の方々
70代 男性
脳梗塞 右片麻痺
歩行杖レベル
≪目標≫
仲間と一緒に登山に行きたい!!
≪契約開始当初≫
転ばないようにするために生活をしなさいと言われていて登山ができない。
誰のせいにもしないから、もう一度登山に行きたい。
≪セラピストとしての動き≫
初回は担当のケアマネージャーに同席して頂きアセスメント実施。連携を図り、安全面や身体機能の評価を実施した後、登山に向けリハビリ施行。
≪登山の実際≫
時間:3時間
距離:登頂クリア
仲間の声:『足が上がるようになっているね!』
『足が柔らかくなって地面にしっかりつけるようになっているよ』
≪健康チェック≫
・バイタルサイン異常なし
・翌週の筋緊張増加なし
・関節痛などはなし
・他異常徴候見られず
今週より2クール目に入り、今後の目標と課題を具体的に話し合う。
今後はさらなる向上を目指す予定です。
P.S
人生は登山と下山ではない。
人生は登山だけと考えると、年を重ねるにつれて困難や苦労が急勾配になり乗り越えるのが辛くなる。だから若いうちからしっかりとした速度で助走をつけていないといけない。
病気や脳梗塞になったからと言って、立ち止まってはいけないのだ。
滑落したくないから。
この名言は別の利用者様からの教えです。
日々勉強になります。
(※本人同意の下、内容掲載)
2020.11.23
無料体験のリハビリ紹介!
女性 (年齢非公開)
足・腰の痛みにお悩みの方
≪お悩み≫
『仕事柄走らないといけない場面があるのですが、痛くてあまり走れません。』
『子供に会いに行くとき運転するのですが、その際に足が痺れてきます。』
リハビリ前の状況 〇歩行時痛あり 〇体の回旋は良好 〇骨盤・肩甲骨位置不良 〇股関節伸展不良
≪目的≫ 〇足の痺れは、いわゆる坐骨神経痛が疑われる。
⇒坐骨神経の評価では陽性であるため、坐骨神経痛は存在している。
坐骨神経痛が起きている原因は脊柱ではなく、お尻の中の筋肉の張りであった。
〇腰椎(腰骨)の負担の原因が、胸椎にある
⇒主婦のため睡眠障害もあり、ストレスも相まって自律神経障害も起こしているため、改善必須。
≪リハビリ内容≫
① 短縮(固く)している筋肉のストレッチ
② 筋肉の自動化(自分で使いこなす)
③ 肩甲骨や骨盤の動かし方を学習
④ 呼吸法の指導
≪リハビリ後≫
〇歩行時の痺れ減少(走るまではリハビリ非実施)
〇腰部の張り感減少(筋膜可動性改善)
≪最終目標≫
〇運転で足の痺れが出現しないようにする。(姿勢改善と体幹機能向上)
〇仕事場でも痛みなく走れるようにする(歩行時の姿勢と走るフォームの改善)
(※本人同意の下、内容掲載しています。)
2020.10.31
本日のリハビリ成果の紹介!!

こんにちは!
天気も良くなり今夜は久しぶりのハロウィン満月ですね(#^.^#)
今日の13:00~14:30枠でリハビリを実施した女性で、喜ばしいことがありましたので報告します!(^^)!
この女性は車椅子で生活をしており、外は歩いたこともなく入院期間中も歩行訓練をあまり実施しなかった方です。
8月から当施設(脳梗塞リハビリ沼津)を利用して頂いているのですが、ついに…
銀行へ歩いていきました!!(^^♪
もちろん私が送迎をしましたし、近くで見守りましたが、介助はなく一人でATMまで歩きお金を引き出すことができました!(私がお金を引き出させた訳ではないですよ(;´・ω・)笑)
皆様からしたらたったの10mかもしれませんが、脳梗塞のかたの10mはものすごく大変です。
この10mの間に『滑り止めマット』『排水溝』『自動ドア』『人の行き来』『ATMの操作』など、本人にしかわからない“壁”があります。
これが病気をしていない人にはわからない“バリア”です。
簡単にバリアフリーとは言いますが、すべてを理解することは難しいです。
本人様はどこか達成感があり、そしてとても疲弊していました(;^ω^)
ですが意欲も沸き、もっと歩けるという自信もでてきていました(^^)
皆様に伝えたいことは、
『何事もチャレンジすること』
『歩かせてケガしたらどうするのではなく、ケガしないように歩くためにはどうしたらよいかを考えること』
『身近に大変そうな人がいたら心に余裕をもって助けてほしい』
ということです!(^^)!
P.S:ご本人様が一生懸命歩いてATMに向かっているのにそれを抜かして一番近くのATMを利用した人がいました。
その方は決して悪気はなく、何も悪いことはしていませんが、優しくして頂けたらもっと障害者の方々が過ごしやすい世の中になるなぁと思いました。
皆様も同じような世界観だととても嬉しく思います。
(※本人同意の下、内容掲載しています。)
2020.10.23
ご利用者のリハビリ内容(2クール目)
70代 男性
脳梗塞 左片麻痺
≪お悩み≫
『今は杖で歩けますが、外を歩くとき不安がありますね。』
『左肩がとにかく痛くて挙がりません』
リハビリ前の状況:〇家の中でも掴まりながら歩くときがある
〇杖で屋外歩行可能(100m程を30分くらいかけて)
〇転倒歴あり
〇左手はほぼ使用していない
≪目的≫
〇屋外は歩けるが、歩行速度やバランス能力は屋外を歩けるレベルにはない。
⇒歩く姿勢(見た目)より、歩く効率向上のため麻痺していない側を改善する。
〇左の指は動かすことが可能であるが、日常において使用していない。
⇒左肩の痛みが強く、そもそも左腕自体を動かせないため、まずは痛みを解消する。
≪リハビリ内容≫
① 短縮(固く)している筋肉のストレッチ
② 筋肉の自動化(自分で使いこなす)
③ 左肩の疼痛軽減(肩甲骨の位置不良、痛みの過敏状態の抑制)
≪現在の状態≫
〇家の中では掴まらずに歩行可能
〇一人で近くのスーパーまで歩く訓練をほぼ毎日している
〇左肩の痛みは軽減(まだ大きく動かすと痛い)
≪今後の目標≫
〇歩行は、家の中だけは装具を外せるようにする。
〇左肩の筋肉が損傷しているため、手が上がらない。
⇒可動域は改善したため、生活に必要な可動域まで自分で動かせるようにする。
(※本人同意の下、内容掲載しています。)
左手はここまでしか上がらない(痛みが出現)
2020.10.16
利用者様のリハビリ紹介
50代女性 (静岡県三島市)
脳梗塞
発症から1年経過
右片麻痺(軽度)
悩み:①歩くときに右足が重たい、踏ん張りが弱い
②手の感覚が鈍い
目標:仕事中の足の耐久性の向上
右手の感覚の改善(物を落とさないようにするなど)
リハビリ内容:①右足の筋ストレッチ(下腿三頭筋・内転筋等)
②右足可動域訓練(外転・内旋・足首の背屈等)
③右足筋力訓練(歩行時の踏ん張りを意識しながら)
④手の筋ストレッチ・感覚訓練
現在リハビリ7回目
・歩行時右足の安定性向上
・歩行スピード向上
・右足の足首の固さ消失
・手の感覚改善 ゴワゴワ感の軽減(感覚は完全に改善したわけではない)
今後の課題
〇お仕事をされているため、疲労してくると右足が重くなる⇒耐久性向上は必要
〇主婦のため、買い物などでも耐えられるように様々な環境を考慮した歩行訓練
〇手の感覚改善(触覚やゴワゴワ感の改善)
(※本人同意の下、内容掲載)
リハビリ6回施行にて、手を放し片足立ち安定(歩行能力向上)
2020.09.25
利用者様のリハビリ内容(実例)
60代女性
脳梗塞(発症してから10年)
左片麻痺
≪お悩み≫
『現在足に装具を付け、杖をついて外を歩いているのですが、装具を外して歩きたい』
現在の状況:〇お買い物など外出時は装具を付け、杖をつき歩いている。
〇家の中では装具を外し、杖も使わず歩くことができる
〇現在もリハビリはしており、満足はしているが時間が足りない
≪見解≫ 現在病院にてリハビリをしており、装具を外し歩行訓練を実施している。
⇒医学的根拠に基づき転倒リスクなども踏まえ、歩行訓練可能と判断。
≪リハビリ内容≫ ①内反と言われる足の変形を調整
②体幹の筋力とバランス感覚を促通
③立位訓練
④歩行訓練
≪短期目標≫ 屋内での装具なし・杖なしの安定性向上、外で装具なし歩行の訓練
≪長期目標≫
外で装具なしで歩行可能(介助なし)
装具を外したいからと言って、すべての人が外せるわけではありません。
安全に歩け、転ばないようにするために装具を付けるわけです。
その安全装置をただ外すという行為はリハビリではなく、危険行為です。
しっかりと医学的根拠と周囲の医療スタッフと連携をとり、実施しています。
(※ご本人様の同意の下、内容掲載しています。)
2020.09.14
利用者様との会話で学ぶこと
こんにちは!
天気は荒れ、晴れたと思えば雨が降り、暑いと思えば涼しくなり、体調管理には気を付けてください(;´・ω・)
今日は何気ない会話で気付くことができた苦労をいくつかお伝えできたらと思います。
60代女性
「美容院は行きつけが行けなくなったから簡単に髪の毛切れないのよ。」
〇家に帰るためのリハビリはしますが、家に帰ってから必要なこと(散髪など)まで考えた対応はされない⇒障害者の方々が家にこもってしまう原因の一つ
70代男性
「花は買いたくても配達してくれないから活けることができない」
〇食事や生活必需品は配達してくれるサービスが多いなか、趣味や娯楽の内容は少ない
⇒実際に配達サービスも存在しているが、全員がインターネットからの情報を受け取ることはできず、知らないことが多い。
50代女性
「働きたいけど、この体では働ける場所がないでしょ。」
〇実際に障害者雇用に対し、日本の制度が優しくなってきている一方、障害者が働く場所の選択肢が多いわけではない。
⇒ハローワークでは“障害者の方に合った内容”というわけではなく、“その方に寄り添って相談する”といった表現をされていたため、自分の得手不得手も考慮し親身になって探していただける。
本日は簡単に3つだけ紹介しましたが、毎日利用者様にリアルな声で教わることが多いです。
治療する側の人は、ほぼ全員が障害なく仕事をされているため、“きっとこういった風に困るだろうから”、“こう動いたほうが楽なはずだから”と、指導します。
しかし実体験をしたわけではないため、ただの日常生活の苦労も知らなければ、生活の上にある、『その人らしい生活』までも想像つきません。
私は恥ずかしながら利用者様に教わることが多いため、気づくことも遅れてしまいます。
だからこそなるべく同じ目線で慎重にリハビリをしたいと思います。
残念ながら車椅子で行ける美容院は東部では少ないですし、職もありますが選択肢が多いわけではないです。
諦めるのは簡単ですが、乗り越えることは大変です。
脳梗塞リハビリぬまづに来られる方々は、全員がまだ諦めたくないというかたです。
そのような方と一緒に乗り越えてみましょう!!

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