脳梗塞リハビリぬまづのブログ

脳卒中(脳梗塞、脳出血など)のリハビリ

2022.09.03

利用者様の紹介!!

前回お伝えした装具を作成した方です!

 

当施設に最初来られた時は、車椅子を押してもらい日常生活もままならなかった状態でした。

歩くリハビリは一度もしたことがなく、装具も作成していないとのこと。

 

現在は写真の通り、見守りは必要ですが、階段も昇り降りできるようになっています!

 

正直改善率で言えば、トップレベルだと思います!

 

あまり胡散臭いような広告はしないよう注意しているため、「うちのリハビリで利用者様が良くなったぞ!」というような言い方はしたくないのですが、それでもこの方は皆様に共有できたらと思い挙げさせてもらいました(^^

利用者様も僕で良ければということでしたので、後遺症でお悩みがあり、まだ頑張りたいというかたは勇気をいただけると思います!(^^)!

 

またいつか報告をさせていただきます!

 

※本人同意のもと、写真・内容の掲載をしています。

高阪さん階段

階段が昇り降りできるようになった!

2022.08.27

医療、介護との連携は大事♪

こんにちは!

なんだか最近涼しく感じるのは気のせいですかね(。´・ω・)?

なんだかんだ言って8月も終わりですもんね( ̄― ̄)

コロナのせいなのか、仕事に追われているせいなのか1年というのは早く感じるものですね( ̄― ̄)

 

さて本題に入る前に、脳神経の病気を患った方で中にはご存知の方もいると思いますが、「内反尖足」という言葉は知っているでしょうか?

最近脳梗塞の自費リハビリ施設や病院クリニックなどの動画やインターネットでよく情報が公開されており、知っているよという方も多くなったように思います(^^)

内反尖足とは、先天的ないわゆる小児の内反尖足という障害もございますが、脳卒中でも起こりえます。

簡単に言うと足の裏が内側を向いている状態ですね。

いわゆる脳からの「力を抑えて」という指示が来ないが故、力みすぎて筋肉に引っ張られてしまいます。

脳卒中が根本的な原因ではございますが、歩く訓練や入院生活により助長されてしまう可能性もございます。

また内反尖足は足の裏が地面にしっかり着かないため、歩きや立ち上がり、もっと考えれば座っている姿勢にも少なからず影響します。

そこで『装具』というものを作成します。

装具もいくつも種類がございますが、基本的に後遺症のレベルに応じ金属なのか、プラスチックなのか、長いのか短いのか判断します。

 

現在利用されている男性の方ですが、回復期病院入院中歩行訓練をせず、車椅子生活を余儀なくされました。

病院側は色々な考えや、歩く訓練をおこなうことができなかった理由があったそうですが、年齢も若く入院生活も保険が効くギリギリまでしていました。

もう少し良くなることはできたのでは?と思いいざ契約してリハビリ実施後1カ月も経たず、『歩けました』

さあここからが問題で、歩かせるのは正直介助などしてしまえば簡単です。

ところが介護保険をもってはいますが、一人で身の回りのことをしていくには自立しないといけません。

そこで救世主『装具』です!

装具は付けないほうがよいと言う理学療法士もいらっしゃいますし、そのような方々の講習や研修も受けてきましたが、僕は段階に応じて使えるものは使ったほうがよいという考えにいたりました。

 

しかし装具は勝手に作成できません。

主治医の先生の判断と装具屋さんの作成段取り、ケアマネージャーさんへの相談と介護事業所の生活スタイルで装具を付けることでのご迷惑や問題点など、当施設の独断では決められません。

 

契約してから早急に各関係者に相談し、結果ご理解を頂き装具を作成することになりました!

しかしそこから数カ月かかり、やっと先日届きました!

福祉用具の方と話し合いながら装具でも履ける靴を購入し、各関係者に見てもらい、脳梗塞リハビリぬまづで装具の角度の調整などを行い、やることは山積みですが着実に前に進んでいるのは実感されています!

 

 

入院期間は決まっており、国の方針で早期退院も促されています。

しかしこのような方は、時間が許されるのであればまだよくなるはずなのです。

良くなるまで出ていきたくない患者様、良くしてあげたいけど早く退院させないといけない病院と、現実問題がお互いの意思を阻害してしまいます。

これがリハビリ難民の誕生原因です。

自費リハビリと聞くと『ここでは装具とれますよ!』『装具なしで外を歩きましょう!』というイメージがあると思いますが、当施設はあくまでも本来ならまだまだ受けられるはずのリハビリを皆様に提供することです。

装具を外した歩行訓練する利用者様もいらっしゃいますが、この方のように現在の主治医や入院していた病院、担当ケアマネージャー、デイサービスなどと連携しあえて病院のようなこともします。

病院みたいなことと言うと大げさですが、我々理学療法士は施術だけが仕事ではないので!

チーム医療の1つが理学療法士です(^^

 

 

【後悔先に立たず】

後悔というものは未来には絶対起きませんから。

過去というものに対しての感情ですから。

これからをどうするか考えましょう!(^^)!

以上です!!!

装具完成!

2022.08.20

利用者様の紹介!(あとちょっと小言も)

体験の男性

リハビリ風景(麻痺手で飲み物を支持する)

70代男性

脳梗塞 発症から10

 

【職業歴】

医療従事者

 

【希望】

・これ以上悪くならないようにする

・どのようなリハビリをするのか知りたい

 

体験に来ていただいた際には、この10年間で川平法のリハビリ、鍼灸、介護サービス等、様々な施術を受けてきたとおっしゃっていました。

どれもきっと良いものなのだろうというのは感じたそうですが、ご本人様には合わなかったそうです。

結局今まで受けてきた施術の中で一番良かったのは回復期での入院中のリハビリとのことでした。

 

実際のところ病院入院中が一番変化が表れやすいですし、入院中では毎日、1時間以上施術できますからそれは単純に「量」の違いもございます。

しかし、ご本人様がいう本質的なところは、「医学的知識」「考察力」「改善」といったところでした。

やはり「ヒトの体」というものをよく知っている方ですので、こちらの説明に不備がある、根拠があるというのは分かっておられるのだと感じました。

 

そこで僕自身は体験の際に、脳梗塞という病態の再度説明や、現在のお体の良いところ悪いところ、良くなるところ、良くできないところの説明を当たり前ですがしっかりと行いました。

またその点を踏まえた今後の展開や、生活スタイルの説明も同時に行い、施術での変化とその変化の意味も実感していただきました。

施術後では毎度、しっかり考えてくれているのを感じますと言っていただけます。

 

また今まで受けた施術は制度の問題もあるが、改善ではなく維持しかできないというのを痛感してしまったと半分諦めもあるそうです。

しかしここでは自分では分からない、できないことをやってくれ、改善しそうに思えると言っていただくことができました。

 

ちなみに内反尖足は2回ほど施術した後改善が見られました(^^

 

 

現在、インターネットで調べれば様々な自費リハビリやリハビリの内容や技の数々が存在し、選択するのも難しい世の中です。

結局のところ体が良くなる、満足することができれば何を選択しても良いと思いますが、当店は「最も基本」を意識しています。

見栄えの良い結果や、瞬間的な劇的な変化ではなく、少しずつでも前回より、先月より確実に変わっていくことを大事にします。

 

この方も長年苦労されていますが、これを機に、前回よりも、先月よりも、去年よりも充実してほしいと思います(*^^*)

 

 

『全然違う話』

~ふたりごと~

昨日、当店の職員村井さんから、「《論より証拠》ってなんか前から引っかかるんだよね。」と言われました。

あんまりそこまで深く考えたことなかったので最初はただのことわざとしか思っていませんでした(;^_^A

けど、改めて考えると、大分おおざっぱですよね(;’’)

ちなみに

意味:「江戸いろはかるた」より由来し、物事を明らかにするには、論じるよりも証拠を示すことが重要である。

とのことです。

この言葉の意味はわかるし、重要なのもわかります!

でも、そもそも論じることができるほどの分析力や知識や頭脳がベースにはあって、その「証拠」というものが嘘いつわりなく、確実性をもってないといけないわけで

要するに、この言葉をどんな人が、どの場面でどのようなニュアンスで使っているかで大分意味が変わるなと思いました!

 

「証拠」はひとりよがりの主観で決めてはいけませんよ!

自分がそうだと思うものではなくて、みんながそうだよねって言えるものですよ!

といった、少しひねくれた感想で締めさせていただきますm(__)m

2022.07.16

無料体験した方の紹介!(70男性、脳梗塞)

体験男性

体験風景

こんにちは!

 

今日はこの地域は雨がすごく、お店から出るのも一苦労です(-_-;)

ちなみに雨の日も送迎は可能ですのでご安心ください(^^)(利用者様が濡れないよう頑張ります!)

 

本日紹介させていただくのは、先日おこしくださいました無料体験を実施した方です!(^^)!

 

『疾患』

脳梗塞

『発症から』

1年以上

『悩み』

ふらつき、疲労しやすい

 

アセスメント(問診)の内容と、経過から推測するに、小脳系の問題が示唆されました。

後遺症は見た目では判断しにくい程度でしたが、動きの中で動作の緩慢さ、ふるえ、体幹の機能低下がありました。

 

今回のかたはアイビスや装具、器具などは使用せず徒手的に介入しました。

 

施行後はふるえが軽減し、まっすぐ歩けるようになりました(^^)

 

疲労しやすいといった点につきましては、日中の活動量(生活スタイル)や自律神経系、単純なサルコペニア(体力の低下)なども考慮しないといけないため体験1回では結果を出すことは難しいですが、今後何が必要か、どのような方向性で進めるのか説明させて頂きました。

 

最近では電気治療器やロボットを使った施術も増えましたが、単純に僕たちは理学療法の資格を持っているため様々な施術方法があります(^^

 

その方に合った最善の方法を選択し実施しますのでまずはご来店ください!

 

 

今日裾野、御殿場方面には折込チラシが配られたと思いますのでチェックしてください!

お問い合わせお待ちしております!

2022.07.09

アイビス体験!! ~若い女性の方、足の指編~

アイビス
アイビス2

こんにちは!

 

 

本日紹介するのは、もちろんアイビスです!!

今回アイビスを体験された方は、脳梗塞後遺症で悩む女性です。

 

年齢は若く、まだお仕事もされていますが、他のかたには伝わりにくい後遺症で悩んでいました。

というのも、歩けてはいますし手も上がるのですが、ふとした時にふらつく、踏ん張りが利かないという状況でした。

 

実際にいろいろな評価を実施し検討した結果、指の開きが悪い、特に小指が開かないという点の改善が必要だと考えました

 

なかなかそこまで細かいところを意識することは少ないと思いますが、この方にはこれが最重要だと考え当店の必殺技IVES®を実施しました(^^

 

最初は意識的にも動かず、やはり後遺症で難しいかなとも思ったのですが、20分実施後動くようになりました!

 

その後の歩きではふらつきも少なく、ご本人様も『全然違う!』と実感されていました( *´艸`)

また何よりすごいのが、家に帰ってからも継続して動いていました!

その後は当店公式LINEにて報告をうけつつ、こちらも動画で確認していましたが実際に動いていました(; `д・´)

 

 

本来アイビスには推奨される電極の貼り方などもございますが、そこはやはり専門職である私たちが知識と経験に基づき自由に貼ることができるのもひとつ良いところではないかと思います( ̄― ̄)ニヤッ

 

 

 

またご興味のある方いましたらお問い合わせください♪

(※要予約)

2022.07.02

アイビス体験!!

手の運動

こんにちは!

先日、アイビスを体験してみたいという方が来られましたのでご紹介します!

 

この方は脳梗塞による左片麻痺です。

発症から時間は経っているのですが、手のリハビリを希望されていました。

 

写真はアイビスの実際の使用状況です。

左手の後遺症は重くほとんど動かすことができないです。

 

拘縮も強いためまずはボールを使用し、指の曲がりを抑制しながら、反対側(麻痺していない)手の電気信号を利用し麻痺側の手の運動を20分行いました。

 

結果としては目視で確認ができるところまで動きが出るようになりました

 

しかし一回だけ、20分だけというところではほかの利用者様よりは効果が少ないようにも感じたのも本音です。(-_-;)

 

自宅用子機による自主トレーニング、定期的な設定の見直しをすることで改善が可能だと思います。

 

やはり世の中に万能なリハビリはありませんので時間を必要としますが、このような機械やロボットは最新機器ですので、有資格者の僕が言うのもおかしいですがセラピストより信頼できるのではないでしょうか(;^ω^)

 

ちなみに体験された方は効果を実感していました

 

契約や問診など固く考えずに、アイビスだけやってみたいという方でもかまいませんのでぜひ一度ご来店ください(^^

 

お問い合わせお待ちしております!

2022.06.18

利用者様のリハビリ紹介!

みなさまご無沙汰しております!

施設をよりよくするため色々なことに取り組んでいたためブログをおろそかにしてしまいました(-_-;)

これからまたしっかりと更新していきます(-_-;)

お伝えしたい内容が山ほどありますので随時更新しますのでご確認ください!(^^)!

 

20代 男性 脳血管障害

 

以前ブログに掲載しました方の現在の進捗状況です(^^)

この3カ月間、電気治療器(アイビス)や道具による手のリハビリに加え、トレッドミルでの歩行訓練、走り訓練、ベッド上での体幹トレーニングなどを実施しました。

巧緻動作に関しましては、まだ後遺症は残存していますが、指先を器用につかえるようになってきました!

紙をめくる、字を書く、ボタンをかける、物をつまむなど難しい方にとっては難易度の高い作業なのですが、ご利用者様は改善が見られました!(^^)!

 

また歩行中の安定感や、体力の向上までもみられました!

パラリンピック選手を目指せるのではないかと思えるほど筋肉もつきました()

 

『改善』という言葉は漠然としていて、何を改善とするかは人それぞれだと思います。

車椅子の方が歩けるようになるのも改善ですし、うまく字が書けない方が前より上手になることも改善です。

 

今自分に対して不満や不安があれば大きいことや小さいことでも構いませんのでご相談ください(^^

ちなみにこのご利用者様も相談できる場所があってよかったとおっしゃってくれました(#^.^#)

 

先週と昨日はお店に直接来店しお悩みを相談に来られた方がいます!

なかなか周囲の方に理解してもらえないことや誰に相談してよいかもわからないといった方が来られたりもしますので遠慮なくご来店ください!

利用者様のリハビリしていますので可能であれば事前に電話頂けると助かります(;^_^A

梅雨時期でスッキリしないですが頑張っていきましょう!

では!

手の運動

2022.04.08

実際のリハビリ紹介!!

今回のブログは、脳出血の後遺症で悩まれている方のリハビリ風景です(^^)

 

右手がほとんど動かないといった方に対して、電気治療を実施しています!

 

この機械は全国の病院や介護施設、大手自費リハビリも導入しているような機械です( *´艸`)

 

今回は、麻痺していない側の手の動きを活用し、麻痺している手に対して筋肉の使い方を促すというモードで実施しています!

 

来月より本格始動していくため、皆様にはまだ使用できませんが、現在のご利用者様には特別に使用させて頂いております(^^

 

もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、今のうちにご連絡ください!

 

まだ使用して数回結果ですが、ご利用者様は「動くような感覚が出てきた」とおっしゃっていました!

 

論文や研究でも有効性が証明されていますので、リハビリの効果も期待できます!(^^)!

また全国では多く使用されていますが、静岡県東部(沼津市、三島市、駿東郡、裾野市、富士市など)では導入している場所は多くないということでしたので、貴重な体験をすることができると思います!

 

また本格運用が始まりましたら皆様にアナウンスさせて頂きます!

2022.02.21

実際の利用者様の様子

リハビリ風景

利用者情報

疾患:脳血管障害

年齢:20

悩み:仕事で苦労している。(疲労しやすい、体がおかしくなってしまう)

希望:自分の体について知りたい

   単純にもっと良くなりたい

 

この方は若いころから様々な治療を施行されてきたようです。

今までの治療が悪いわけではなかったようですが、診療のルール上、制限が厳しくリハビリや治療はあまりできなかったそうです。

実際後遺症は軽度ではありますが、両手・両足に機能障害がありました。

 

まだ契約してから1度しかリハビリを施行できていませんが、これからのリハビリでしっかりと改善し、復職して頂きたいと思います!

 

 

体験の時でしたが、最後に感想をお聞きしたところ、

『ここまで丁寧に僕の話を聞いてくれて嬉しかった。』

と言ってくださいました(^^)

そこまで今まで苦労してこられたのだと思います。

 

 

新しいスタッフとともに徹底的に頑張っていきましょう!!

2021.09.07

実際のリハビリ!! 70代 女性 脳梗塞と脊柱管狭窄症

こんにちは!

最近は夜が肌寒くなってきていますね!

こういったご時世ですから、体調はより気を付けたいですね(-“-)

 

先日、利用者様と屋外歩行の練習をいたしました。

屋外歩行を行った理由としましては、発症されて入院退院されてから一人で外を歩けなくなってしまったからです。

もちろん屋内も怖くて不安定な状態でした。

契約3回目なのですが、現在は1時間半歩くことが可能になりました。

それだけではなく、先週はご友人の方と外出したそうです(^^)

 

リハビリプランとしましては、1回目の契約時に

1. 屋内歩行の自立歩行距離の拡大

2. 安定性の向上

3. スピード向上

を目標としました。

 

これくらい自主トレーニングでできそうですが、簡単ではありません。

一人一人問題点が違いますので、同じリハビリはできません。

また、屋内と屋外では脳卒中ならではの難しさの違いもあります。

特に『高次脳機能障害』などがある方は、なお難しいです。

この利用者様は『覚えにくい』という症状もございます。

そのため歩き慣れていない道は注意が必要です。

ただ歩くのではなく、段差、横断歩道、車の通り、道の記憶など注意点は多々存在します。

 

リハビリというのは治すことも大事なのですが、治ったその先に意味を見つけることも大事です。

病気になってすぐの方は目標を見つけること自体も難しいと思いますが、ただ良くなるだけでなく、『良くなったら何をしたいか』、『良くなったからできるようになったこと』などを意識してみてください(^^)

 

ホームページの問い合わせフォームやLINESNSもございますので、気軽にお問い合わせください(^^

屋外歩行から見えた風景

脳梗塞リハビリ ぬまづ

〒410-0059
静岡県沼津市若葉町14-16
メゾン・ド 美菜里杏 弐番館