脳梗塞リハビリぬまづのブログ
2020.01.13
ご利用者様の声 (脳梗塞・一過性脳虚血発作 男性)
【経過】
2013年頃、畑仕事中に発症。意識障害をともない、近隣の方の助けを借りながら救急病院へ搬送される。4日間ICU(集中治療室)に入るほど重症であったが意識を取り戻し、1ヵ月後回復期病院へ転院。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハビリを6ヵ月間実施する。
退院時は麻痺が残存していたがT字杖と装具を使って歩けるようになるまで回復。
退院後介護サービスを利用し、機能訓練型デイサービスを週3回利用しており、状態は安定している。
【ご本人様希望】
病院でやってもらっていたリハビリは良かったです。丁寧に説明してくれ、時間もかけてくれたので本当に良くなりました。
介護サービスの訓練も良くしてくれ、担当の人も優しくしてくれますが、やっぱりもっと時間がほしいというのが本当のところです。
麻痺はこういうものなのだとわかってはいますが、諦めきれないです。
手ももっと動かしたいです。
【ご家族の声】
今の生活で安定はしていますが、主人がまだ良くなりたいのだと言っているのでなんとかしてあげたいです。
【リハビリの実際】
初日は奥様と担当ケアマネージャーが同伴し、実際に無料体験をしてもらいました。
歩行は安定していましたが、手はまったく動く様子もなく、痙縮(筋肉が固まる)も進行しており、とうてい改善はできないだろうと思うレベルでした。
しかしご本人様の改善への熱意を感じ「できることはしてみます。」ということで手に関するリハビリだけをさせて頂きました。
結果、奥様とケアマネージャーの方も目で見てわかるレベルまで手の改善がありました。
【2ヵ月後の感想】
当初と違い手が柔らかくなり、麻痺の手も使えるようになりました。
ついでに腕もまっすぐ上がるようになりましたよ!
【周囲の反応】
回復に向かっていく中で病気の重さもわかりましたし、なにより気持ちが明るくなりました。
「〇〇ができるようになった」というものが一つでも増えるだけで気持ちも全然違いますね。
≪皆様に伝えたいこと≫
脳梗塞は程度によって麻痺や後遺症は様々です。
杖を使わずに歩ける方もいらっしゃいますが、中には寝たきりになってしまう方もいます。
そこで大事になるのは、自分の体と病気を理解することです。
改善・回復したいお気持ちはわかりますが、どこかで気持ちに整理をつけることも大事です。
そこで当施設は契約してリハビリをするだけでなく、専門的に現状をお伝えできるという利点もございます。
この方は、冗談を言いながら楽しくリハビリをすることができました。
最後には女性スタッフのほうがやる気が出るよとまで言われてしまう程良い関係で終えることができました(;’∀’)
ちなみにこの写真は「俺にはちゃんと小指があるから反社会的勢力ではないことを証明してやらないとな」ということでこのポーズになりました(笑)
このような感じで楽しくリハビリができることは僕自身も良かったと思います!
60日間お疲れ様でした!
(※本人同意のもと写真・内容掲載)
小指あるよピース!
感想