脳梗塞リハビリぬまづのブログ
2022.08.27
医療、介護との連携は大事♪
こんにちは!
なんだか最近涼しく感じるのは気のせいですかね(。´・ω・)?
なんだかんだ言って8月も終わりですもんね( ̄― ̄)
コロナのせいなのか、仕事に追われているせいなのか1年というのは早く感じるものですね( ̄― ̄)
さて本題に入る前に、脳神経の病気を患った方で中にはご存知の方もいると思いますが、「内反尖足」という言葉は知っているでしょうか?
最近脳梗塞の自費リハビリ施設や病院クリニックなどの動画やインターネットでよく情報が公開されており、知っているよという方も多くなったように思います(^^)
内反尖足とは、先天的ないわゆる小児の内反尖足という障害もございますが、脳卒中でも起こりえます。
簡単に言うと足の裏が内側を向いている状態ですね。
いわゆる脳からの「力を抑えて」という指示が来ないが故、力みすぎて筋肉に引っ張られてしまいます。
脳卒中が根本的な原因ではございますが、歩く訓練や入院生活により助長されてしまう可能性もございます。
また内反尖足は足の裏が地面にしっかり着かないため、歩きや立ち上がり、もっと考えれば座っている姿勢にも少なからず影響します。
そこで『装具』というものを作成します。
装具もいくつも種類がございますが、基本的に後遺症のレベルに応じ金属なのか、プラスチックなのか、長いのか短いのか判断します。
現在利用されている男性の方ですが、回復期病院入院中歩行訓練をせず、車椅子生活を余儀なくされました。
病院側は色々な考えや、歩く訓練をおこなうことができなかった理由があったそうですが、年齢も若く入院生活も保険が効くギリギリまでしていました。
もう少し良くなることはできたのでは?と思いいざ契約してリハビリ実施後1カ月も経たず、『歩けました』。
さあここからが問題で、歩かせるのは正直介助などしてしまえば簡単です。
ところが介護保険をもってはいますが、一人で身の回りのことをしていくには自立しないといけません。
そこで救世主『装具』です!
装具は付けないほうがよいと言う理学療法士もいらっしゃいますし、そのような方々の講習や研修も受けてきましたが、僕は段階に応じて使えるものは使ったほうがよいという考えにいたりました。
しかし装具は勝手に作成できません。
主治医の先生の判断と装具屋さんの作成段取り、ケアマネージャーさんへの相談と介護事業所の生活スタイルで装具を付けることでのご迷惑や問題点など、当施設の独断では決められません。
契約してから早急に各関係者に相談し、結果ご理解を頂き装具を作成することになりました!
しかしそこから数カ月かかり、やっと先日届きました!
福祉用具の方と話し合いながら装具でも履ける靴を購入し、各関係者に見てもらい、脳梗塞リハビリぬまづで装具の角度の調整などを行い、やることは山積みですが着実に前に進んでいるのは実感されています!
入院期間は決まっており、国の方針で早期退院も促されています。
しかしこのような方は、時間が許されるのであればまだよくなるはずなのです。
良くなるまで出ていきたくない患者様、良くしてあげたいけど早く退院させないといけない病院と、現実問題がお互いの意思を阻害してしまいます。
これがリハビリ難民の誕生原因です。
自費リハビリと聞くと『ここでは装具とれますよ!』『装具なしで外を歩きましょう!』というイメージがあると思いますが、当施設はあくまでも本来ならまだまだ受けられるはずのリハビリを皆様に提供することです。
装具を外した歩行訓練する利用者様もいらっしゃいますが、この方のように現在の主治医や入院していた病院、担当ケアマネージャー、デイサービスなどと連携しあえて病院のようなこともします。
病院みたいなことと言うと大げさですが、我々理学療法士は施術だけが仕事ではないので!
チーム医療の1つが理学療法士です(^^♪
【後悔先に立たず】
後悔というものは未来には絶対起きませんから。
過去というものに対しての感情ですから。
これからをどうするか考えましょう!(^^)!
以上です!!!

装具完成!