脳梗塞リハビリぬまづのブログ

2020.09.14

利用者様との会話で学ぶこと

こんにちは!

天気は荒れ、晴れたと思えば雨が降り、暑いと思えば涼しくなり、体調管理には気を付けてください(;´・ω・)

 

今日は何気ない会話で気付くことができた苦労をいくつかお伝えできたらと思います。

 

60代女性

「美容院は行きつけが行けなくなったから簡単に髪の毛切れないのよ。」

家に帰るためのリハビリはしますが、家に帰ってから必要なこと(散髪など)まで考えた対応はされない⇒障害者の方々が家にこもってしまう原因の一つ

 

70代男性

「花は買いたくても配達してくれないから活けることができない」

食事や生活必需品は配達してくれるサービスが多いなか、趣味や娯楽の内容は少ない

⇒実際に配達サービスも存在しているが、全員がインターネットからの情報を受け取ることはできず、知らないことが多い。

 

50代女性

「働きたいけど、この体では働ける場所がないでしょ。」

〇実際に障害者雇用に対し、日本の制度が優しくなってきている一方、障害者が働く場所の選択肢が多いわけではない。

ハローワークでは“障害者の方に合った内容”というわけではなく、“その方に寄り添って相談する”といった表現をされていたため、自分の得手不得手も考慮し親身になって探していただける。

 

本日は簡単に3つだけ紹介しましたが、毎日利用者様にリアルな声で教わることが多いです。

治療する側の人は、ほぼ全員が障害なく仕事をされているため、“きっとこういった風に困るだろうから”、“こう動いたほうが楽なはずだから”と、指導します。

しかし実体験をしたわけではないため、ただの日常生活の苦労も知らなければ、生活の上にある、『その人らしい生活』までも想像つきません。

私は恥ずかしながら利用者様に教わることが多いため、気づくことも遅れてしまいます。

だからこそなるべく同じ目線で慎重にリハビリをしたいと思います。

残念ながら車椅子で行ける美容院は東部では少ないですし、職もありますが選択肢が多いわけではないです。

諦めるのは簡単ですが、乗り越えることは大変です。

脳梗塞リハビリぬまづに来られる方々は、全員がまだ諦めたくないというかたです。

そのような方と一緒に乗り越えてみましょう!!

脳梗塞リハビリ ぬまづ

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